КОСМОГРАД

 2020年7月に日本から打ち上げられた、アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「ホープ」が、2021年2月9日(日本時間10日)、火星周回軌道への投入に成功した。

 火星周回軌道への到達に成功したのは、米国、ソビエト連邦(ロシア)、欧州、インドに次いで4番目で、中東・アラブ諸国では初の偉業となる。さらに月探査や、2117年までに火星に都市を建設する計画も進める。

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 月刊『軍事研究』2021年3月号(2月10日発売、ジャパン・ミリタリー・レビュー)に、シリーズ「最新世界の宇宙基地」の第6回記事を寄稿しました。

 今回は日本のロケット発射場である、種子島宇宙センター、内之浦宇宙空間観測所をはじめ、北海道大樹町や和歌山県串本町「スペースポート紀伊」、大分空港といった民間の発射場の、歴史や現状、特徴について紹介するとともに、発射場の立地や運用状況などから見えてくる課題や展望などについて書きました。

 ぜひお手に取ってご覧いただけますと幸いです。


 米宇宙企業スペースXは2021年2月3日(日本時間)、開発中の巨大宇宙船「スターシップ」の試作機「SN9」の高高度飛行試験を実施した。

 SN9は打ち上げ後、計画どおり高度約10kmに到達。着陸には失敗したが、スペースXの担当者は「素晴らしい飛行だった」と讃えた。

 スターシップの試作機の飛行試験は、昨年末の「SN8」に続き2回目。さらにSN10など、新しい機体による次の試験の準備も進んでいる。

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 米宇宙企業スペースXは2021年2月1日、「クルー・ドラゴン」宇宙船による、民間人4人のみでの宇宙飛行ミッションを実施すると発表した。

 ミッション名は「インスピレーション4」。搭乗するのは、実業家・起業家のジャレッド・アイザックマン氏ら4人で、同氏が全費用を支払い、他の3人についてはアイザックマン氏が招待する。

 打ち上げは今年の第4四半期以降の予定。宇宙機関などの宇宙飛行士の資格を持たない民間人のみでの宇宙飛行は史上初となる。

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2021年1月28日、深宇宙探査技術実証機「DESTINY+」のシステム開発を担当する企業について、NECを選定したと発表した。

 DESTINY+は2024年度に打ち上げ予定の小型探査機で、ふたご座流星群の母天体である小惑星「ファエトン」の探査などを行うとともに、小型探査機による深宇宙探査を可能にするための技術実証を行うことを目指している。

 NECはDESTINY+の全体システム、サブシステムの設計や製造・組み立て・試験を行うほか、とくに重要な搭載機器であるイオン・エンジンや薄膜軽量太陽電池パドルの開発も担当する。

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 ジュネーブ大学、ベルン大学などからなる研究チームは2021年1月25日、太陽系から約200光年の距離にある恒星に、ダンスを踊るようにリズミカルに公転する5つの太陽系外惑星を発見したと発表した。

 系外惑星を観測している宇宙望遠鏡「CHEOPS」の観測データから明らかになったもので、5つの惑星が「ラプラス共鳴(軌道共鳴)」と呼ばれる現象によって、18:9:6:4:3の比率で公転しているという。その一方で、それぞれの惑星の密度は予想外にばらばらで、研究者は驚きの声を上げている。

 論文は同日、論文誌「Astronomy & Astrophysics」に掲載された。

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 欧州宇宙機関(ESA)やフランス、中国のベンチャー企業などは2021年1月22日、ヨウ素を推進剤に使う電気推進スラスターによって、衛星の軌道を変える実証試験に成功したと発表した。

 ヨウ素は従来の推進剤よりも安全、安価で、シンプルで扱いやすく、さらに密度が高いため衛星搭載時の体積も小さくなるといった特長をもつ。衛星の軌道維持や、運用終了後の軌道離脱に活用することで、経済的にも環境的にも大きく役立つ可能性があると期待が高まっている。

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 米国の宇宙企業アクシアム・スペースは2021年1月26日、民間人4人による国際宇宙ステーション(ISS)への滞在ミッションを実施すると発表した。

 搭乗するのは、元NASA宇宙飛行士で同社副社長のマイケル・ロペズ-アレグリア氏のほか、米国とカナダ、そしてイスラエル出身の民間人の計4人。

 飛行にはスペースXの「クルー・ドラゴン」宇宙船を使い、ISSには約8日間滞在する。打ち上げは2021年1月以降の予定。

 実現すれば、史上初の、完全に民間主導かつ、複数の民間人によるISS滞在ミッションとなり、宇宙飛行の商業化に向けた新たな幕が上がることになる。

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 欧州委員会(EC)は2021年1月20日、衛星測位システム「ガリレオ」のための、新しい衛星を開発すると発表した。

 開発、製造を担当するのはタレス・アレニア・スペース・イタリアと、エアバス・ディフェンス&スペース・ドイツの2社で、計12機の衛星を製造。新技術の採用により、従来よりも測位精度や堅牢性が向上するという。また、英国の欧州連合(EU)離脱にともない、英国製の部品を使わない“脱英国化”も図る。

 最初の衛星は2024年末までに打ち上げられる予定となっている。

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 キヤノン電子は2021年1月18日、超小型衛星「CE-SAT-IIB」が昨年末に撮影した、夜のアラスカ州ノースポールの画像を公開した。

 従来、通常感度のカメラを搭載した光学衛星では、夜間の地上を撮影することは困難だった。そこで同社は、わずかな光源でも地上を撮影できる超高感度カメラを開発。月明かりに浮かぶ街の様子を撮影することに成功した。

 今後、他のカメラで撮影した画像の公開も予定しているほか、衛星本体や衛星コンポーネント、衛星画像を販売する準備も進めているという。

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