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「マイナビニュース」カテゴリーの記事一覧

2024年5月30日・マイナビニュース

火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の冒険は続く – その最後の任務と未来

 火星の空を舞い、地球以外の惑星で初めて飛んだ航空機となった小型ヘリコプター「インジェニュイティ(Ingenuity)」。2021年4月から今年1月まで、当初の計画を大きく超える、通算72回の飛行を行い、累計で17kmも移動するなど、歴史的な成果を残した。

 この活躍により、火星探査においてヘリコプターが活用できることが実証された。そして、将来的により本格的な火星ヘリコプターを送り込み、これまでにない探査活動を行うことができる可能性も出てきた。

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2024年4月23日・マイナビニュース

巨大宇宙船「スターシップ」がさらに進化! イーロン・マスクが明かしたその姿

 米宇宙企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏は2024年4月7日、開発中の宇宙船「スターシップ」について講演し、今後の飛行試験や、発展型の開発計画について明らかにした。

 早ければ5月にも4度目の飛行試験を行うとしたほか、その次の試験では発射台への着陸も目指すという。さらに、打ち上げ能力を高めた新型のスターシップを開発するとも語られた。

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2024年4月16日・マイナビニュース

H3ロケット3号機は「もう試験機ではない」 – 打ち上げに向けた計画が明らかに

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工は2024年3月21日、三菱重工の飛島工場で、H3ロケットのコア機体を報道関係者に公開した。

 このうち第1段は、次に打ち上げる3号機で使用される機体となる。3号機は初めて“試験機”がつかない打ち上げとなる。その一方で、打ち上げ前には、発射台に新たに取り付けた「機体把持装置」の試験が行われる。

 試験機1号機の打ち上げ失敗、試験機2号機でのリベンジを経て、ついに宇宙の海へと漕ぎ出したH3が、次に挑む3号機のミッションとはどのようなものだろうか。

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2024年4月4日・マイナビニュース

スペースXの巨大宇宙船「スターシップ」が飛行試験、火星に向けさらに前進

 米宇宙企業スペースXは2024年3月14日、開発中の巨大宇宙船「スターシップ」の3度目の飛行試験を実施した。

 今回も宇宙からの帰還までは果たせなかったものの、初めて地球を回る軌道の一歩手前まで到達し、さらに宇宙空間でいくつかの技術実証にも挑んだ。

 まだ課題は多いものの、同社が目指す月、そして火星への飛行に向け、また一歩前進した。そして早くも、次の飛行試験の準備が進んでいる。

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2024年3月15日・マイナビニュース

インド、「ガガンヤーン」宇宙船に乗る宇宙飛行士を発表 – 2025年にも宇宙へ

 インド宇宙研究機関(ISRO)は2024年2月27日、有人宇宙飛行ミッション「ガガンヤーン(Gaganyaan)」で飛行する、最初の4人の宇宙飛行士を発表した。

 選ばれたのはいずれもインド空軍のパイロットで、早ければ2025年にも、このうち1~2人がガガンヤーン宇宙船に乗って飛行する予定となっている。

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2024年3月7日・マイナビニュース

スペースX、「スターシップ」IFT-2の飛行試験は“成功” – 14日に次の飛行試験

 米宇宙企業スペースXは2024年2月26日、昨年11月に実施した新型ロケット「スターシップ」の2度目の統合飛行試験(IFT-2)の飛行結果を発表した。

 同社は、「多くの重要なマイルストーンを達成した」とし、「試験は成功」とした。また、機体が爆発した原因についても特定し、対策や改良を行ったとした。

 早ければ3月14日にも、3度目の飛行試験に挑むという。

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2024年3月2日・マイナビニュース

JAXAの月探査機「SLIM」、“月の夜”を越えることに成功 – 観測再開へ

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年2月26日、月面に着陸した探査機「小型月着陸実証機(SLIM)」について、月の夜を越える「越夜」に成功したと発表した。

 SLIMは、着陸地点が日没を迎え、太陽電池に太陽光が当たらなくなったため、1月31日から冬眠状態にあった。越夜を想定した設計にはなっていないものの、無事に眠りから覚め、運用再開を果たした。

 運用チームは「さらなる観測の可能性にワクワクしています」と期待を語っている。

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2024年2月28日・マイナビニュース

米民間企業が挑んだ月面着陸 – 着陸機「オデュッセウス」が紡いだ叙事詩

 米国が、月面に足跡を最後に刻んだのは、1972年のアポロ計画最後のミッション「アポロ17」だった。以来、米国は月面に人間はおろか、無人の探査機すら送り込むことはなかった。     

 それから約半世紀、米国はついに月面に帰還した。だが、その内容も陣容も意義も、かつてとは大きく異なっていた。成し遂げたのは「イントゥイティブ・マシーンズ」というベンチャー企業であり、アポロでは主役だった米国航空宇宙局(NASA)が今回は”顧客”となり、そして人類が月へ帰還するための前哨戦となるものだったのである。

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2023年12月29日・マイナビニュース

ロケット・ラボ「エレクトロン」ロケット打ち上げ再開、QPS研究所の衛星を搭載

 米宇宙企業ロケット・ラボは2023年12月15日、小型ロケット「エレクトロン」の打ち上げに成功した。

 エレクトロンは9月に打ち上げに失敗しており、今回が失敗後初の打ち上げとなった。

 ロケットには日本のベンチャー企業QPS研究所の小型地球観測衛星「ツクヨミ-I」が搭載されており、無事所定の軌道に投入された。

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2023年12月28日・マイナビニュース

インドの月探査機が地球周回軌道に帰還、将来のサンプル・リターンへの布石に

 インド宇宙研究機関(ISRO)は2023年12月4日、月探査機「チャンドラヤーン3」の推進モジュールを、月周回軌道から地球周回軌道へ帰還させることに成功したと発表した。

 チャンドラヤーン3は月面着陸を目的としたミッションで、今年8月に着陸機と探査車が着陸に成功した。推進モジュールはもともと、それらを地球周回軌道から月周回軌道まで運ぶ役割を担っていたが、余力が生まれたことで地球周回軌道への帰還が実現した。

 ISROはこの運用を通じて得られた技術やノウハウを活かし、早ければ2026年にも、月の石を地球に持ち帰るサンプル・リターン・ミッションに挑む。

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