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「Web」カテゴリーの記事一覧

2023年7月3日・マイナビニュース

ヴァージンの宇宙船「スペースシップツー」が運航開始 – 初の商業飛行に成功

 米宇宙企業のヴァージン・ギャラクティックは2023年6月30日、サブオービタル宇宙船「スペースシップツー」による、初の商業宇宙飛行に成功した。

 これまでは自社資金による試験飛行を繰り返してきたが、今回初めて、イタリア空軍が顧客となり、運賃の支払いを受けて行われた飛行となった。

 8月には一般の旅行者を乗せた飛行も予定しており、今後は毎月1回の飛行を予定するなど、宇宙飛行ビジネスを本格化させるとしている。

 サブオービタル飛行をめぐっては、すでにAmazon創業者ジェフ・ベゾス氏のブルー・オリジンも参入しており、いよいよこの分野における競争が本格化することになる。

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2023年6月19日・マイナビニュース

精度100mの月面着陸を目指せ! JAXAの月探査機「SLIM」の技術にシビれた!

 アポロ計画に代表されるように、これまで人類は、月にさまざまな探査機を送り込んできた。そしていま、有人月探査計画「アルテミス」をはじめ、月探査がふたたび活発になろうとしている。

 こうした中、月の科学者は嬉しくも悩ましい課題に直面している。これまでの探査で、月面の詳細な地図ができ、「どこを調べれば科学的におもしろいのか」が詳しくわかるようになった一方で、その場所を狙って正確に着陸する術がなかったのである。

 この課題を解決するため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」を開発した。SLIMが目指すのは、精度100mという、従来とは桁違いの高い精度での着陸技術の実証である。さらに将来の月・惑星探査を見据え、着陸に必要な装置の軽量化も実現した。

 打ち上げは2023年8月以降の予定で、それに先立つ6月4日、その機体が種子島宇宙センターで報道公開された。名前のとおりスリムな機体に秘められた、数々の最先端技術と未来の可能性をみていこう。

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2023年6月13日・マイナビニュース

宇宙船「スペースシップツー」、宇宙飛行を再開 – 6月下旬から商業運航へ

 米国の宇宙企業ヴァージン・ギャラクティックは2023年5月26日、サブオービタル宇宙船「スペースシップツー」の2号機「VSSユニティ」による、約2年ぶりとなる宇宙への飛行試験に成功した。

 VSSユニティと発射に使う母機「VMSイヴ」は、2021年7月に飛行試験を行ったのち、問題が見つかり、改修が行われていた。

 今回の成功を受け、同社では6月下旬にも、初の商業飛行を行い、運航を開始するとしている。

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2023年6月12日・マイナビニュース

破産した「ヴァージン・オービット」の資産、米宇宙ベンチャー3社が落札へ

 今年4月に破産した、米国の宇宙企業「ヴァージン・オービット」について、米国の宇宙ベンチャー3社に資産が売却されることがわかった。5月29日までに連邦破産裁判所が公開した文書などにより明らかになった。

 ヴァージン・オービットは連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請し、オークションを通じて資産の売却手続きを進めていた。

 落札したのは、超小型ロケットを運用する「ロケット・ラボ」、巨大航空機と極超音速試験機を運用する「ストラトローンチ」、宇宙ステーションやロケットエンジンなどを開発している「ヴァースト(Vast Space)」の3社で、ヴァージン・オービットが保有していた航空機や施設、設備などを切り分ける形で取得されることになった。

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2023年6月9日・マイナビニュース

韓国、「ヌリ号」ロケット3号機の打ち上げに成功 – 初の実用衛星を搭載

 韓国航空宇宙研究院(KARI)は2023年5月25日、国産ロケット「ヌリ号」3号機の打ち上げに成功した。

 ヌリ号は昨年、2号機で初の打ち上げ成功を収め、今回は初の実用衛星を搭載しての打ち上げだった。また、将来の運用の移管を見据え、打ち上げの準備段階から、民間企業のハンファ・エアロスペースが主体的に参加した。

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2023年5月31日・マイナビニュース

ジェフ・ベゾスの「ブルー・オリジン」、アルテミス計画の月着陸船を開発へ

 米国航空宇宙局(NASA)は2023年5月19日、有人月探査計画「アルテミス」で使用する月着陸船を開発する企業として、米宇宙企業「ブルー・オリジン」を選定したと発表した。

 月着陸船の開発をめぐっては、すでにスペースXが選ばれており、ブルー・オリジンは2社目となる。スペースXの月着陸船は2025年と2028年に予定されている「アルテミスIII」、「IV」で使い、ブルー・オリジンの月着陸船は2029年の「アルテミスV」で使うという。

 2種類の月着陸船が運用されることで、アルテミス計画の堅牢性が高くなることが期待できる。だが、ここに至るまでには大きな紆余曲折があった。

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2023年5月26日・マイナビニュース

ハッブル宇宙望遠鏡を救え! アストロスケールの米国子会社などがNASAに提案

 日本発の宇宙スタートアップ「アストロスケール」の子会社である「アストロスケール米国」などは2023年5月9日、「ハッブル宇宙望遠鏡」の運用を延長させるために、軌道の高度を上げる計画を発表した。

 ハッブル宇宙望遠鏡はゆっくりと軌道が下がり続けており、このままでは2030年代半ばに大気圏に再突入すると予測されている。一方、機体そのものはほぼ正常で、軌道を上げることで運用期間を伸ばせる可能性がある。NASAは昨年12月、情報提供要請(RFI)を公告し、宇宙企業などからアイディアを募集していた。

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2023年5月25日・マイナビニュース

蘇った巨大飛行機「ストラトローンチ」が狙う、「極超音速機」の需要とは?

 米国の航空宇宙企業「ストラトローンチ」は2023年5月13日、飛行中の巨大飛行機「ロック」から、極超音速機「タロンA」を分離する試験に成功したと発表した。

 同社はかつて、ロックからロケットやスペースプレーンなどを発射する計画を進めていたが、その後凍結され、現在は極超音速で飛翔するミサイルや滑空体の研究や試験などに使うための極超音速機の開発を行っている。

 今回の分離試験の成功により、早ければ今夏にも、タロンAの初の極超音速飛行を行うとしている。

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2023年5月18日・マイナビニュース

米宇宙ベンチャー「Vast」、世界初の商業宇宙ステーション打ち上げを計画

 米国のスタートアップ企業「Vast Space(ヴァースト・スペース)」は2023年5月10日、世界初となる商業宇宙ステーション「Haven-1(ヘイブン1)」を、2025年8月以降に打ち上げる計画を発表した。

 打ち上げにはスペースXの「ファルコン9」ロケットを使うほか、人や物資の輸送にも同社のロケットや宇宙船を使う。

 将来的には、回転して人工重力を発生させる大型の宇宙ステーションも打ち上げるという。

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2023年5月16日・マイナビニュース

ヴァージンの宇宙船、5月下旬にも宇宙飛行を再開 – 商業飛行も6月から開始へ

 米国の宇宙企業ヴァージン・ギャラクティックは2023年5月8日、サブオービタル宇宙船「スペースシップツー」の宇宙への飛行試験を、早ければ5月下旬にも再開すると発表した。

 同機と発射に使う航空機は、2021年7月に宇宙への飛行試験を行ったのち、問題が見つかったため大規模な改修が行われていた。

 同社はまた、6月下旬から乗客を乗せた商業飛行を開始したいとしている。

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