韓国から宇宙への道開く – 「ヌリ号」ロケット打ち上げ成功、その意義と課題
「大韓民国の領土から宇宙への道が開かれました。これは30年にわたる困難への挑戦の結果です」――。
一部始終を見守ったユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、こう力強く宣言した。
韓国航空宇宙研究院(KARI)は2022年21日、新型国産ロケット「ヌリ号」の試験打ち上げに成功した。打ち上げは2回目で、成功は初めて。これにより韓国は、宇宙への自立した輸送能力を確保し、自主的な宇宙開発ができるようになった。
今後、2027年までに4回の打ち上げを行うほか、より大型のロケットの開発にも臨む。