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「Web」カテゴリーの記事一覧

2022年8月1日・マイナビニュース

中国の「長征五号B」ロケット機体が大気圏再突入、被害はないもののNASAなど非難

 中国が宇宙ステーションの部品の打ち上げに使った大型ロケット「長征五号B」の残骸が、2022年7月31日の未明(日本時間)、インド洋上空で大気圏に再突入した。

 懸念されていた地上への被害はなかった。

 今後も少なくとも2回、同様の事態が発生する見通しで、米国航空宇宙局(NASA)などは「責任ある宇宙利用と、人々の安全を確保するための行動を取るべき」と非難する声明を出している。

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2022年8月1日・マイナビニュース

欧州の新たな小型ロケット「ヴェガC」初打ち上げに成功 – 期待と不安の船出

 欧州宇宙機関(ESA)などは2022年7月14日、新しい小型ロケット「ヴェガC」の初打ち上げに成功した。

 ヴェガCは従来運用していた「ヴェガ」の改良型で、打ち上げコストは据え置きで打ち上げ能力を向上。近年増加している小型・中型衛星の打ち上げ需要に、高いコストパフォーマンスで応えることを目指している。

 ESAなどはさらなる改良型の開発を進める一方、その将来にはロシアによるウクライナ侵攻が影を落とす。

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2022年7月28日・マイナビニュース

ロシアが国際宇宙ステーションから2024年以降に離脱、独自ステーション建造へ

 ロシア大統領府は2022年7月26日、米国や日本などと共同運用する国際宇宙ステーション(ISS)について、2024年以降に離脱する意向を明らかにした。また、並行してロシア独自の新しい宇宙ステーションを建造するという。

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2022年7月25日・マイナビニュース

天翔ける電子レンジが人を月へ導く! NASAの超小型探査機「CAPSTONE」の挑戦

 1969年7月20日、人類で初めて月を歩いたニール・アームストロング宇宙飛行士は、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩である」という言葉を残した。

 そしていま、米国航空宇宙局(NASA)は半世紀ぶりとなる有人月着陸を目指し「アルテミス(Artemis)」計画を進めている。わずか12人のみが降り立ち、そして打ち切りとなったアポロ計画とは違い、アルテミス計画には女性や日本人の宇宙飛行士も参加し、そして人が月に滞在して探査し続けることを目指している。

 その準備として、NASAは2022年6月28日、「CAPSTONE(キャップストーン)」という月探査機を打ち上げた。質量わずか27kg、電子レンジほどの小さな機体ながら、アポロ計画よりも人類にとって大きな一歩のため、さまざまな技術実証に挑む。

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2022年7月19日・マイナビニュース

【連載】世界中の天文学者が恋焦がれた、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の見た宇宙

 カリーナ星雲にそびえる「宇宙の崖」、5つの銀河が集まった「ステファンの五つ子」、指輪のような「南のリング星雲」、そして地球系外惑星の大気――。

 米国航空宇宙局(NASA)などは2022年7月12日、最新鋭の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)」が初めて撮影した画像を公開した。

 NASAが「今後何十年にもわたって、世界中の天文学者が酔いしれる世界最高の天文台」と謳うJWST。今回公開された画像は、その性能の一端を見せつけるとともに、これからの研究、そして宇宙に潜む数々の謎の解明に大いに期待が持てるものだった。

 その初画像はどんなものだったのか、なにが写っているのか、そしてそこからなにがわかるのか。世界中の天文学者が恋焦がれ、ついに目にすることができた画像を詳しく見ていきたい。


2022年7月12日・マイナビニュース

【速報】ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の初画像が公開、宇宙の一角に何千もの銀河

 米国バイデン大統領は7月11日、米国航空宇宙局(NASA)などが昨年末に打ち上げた「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が撮影した最初の画像を公開した。

 多数の銀河が集まった銀河団「SMACS 0723」と、背後にある遠くの銀河たちが収められており、遠方宇宙の赤外線画像としては、これまでで最も深く鮮明なもので、赤外線で観測された最も暗い天体を含む何千もの銀河が写っている。

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2022年7月7日・マイナビニュース

月へ向け一歩前進 – NASAの巨大ロケット「SLS」、打ち上げリハーサルを完了

 米国航空宇宙局(NASA)とボーイングは2022年6月24日、有人月探査を目指して開発中のロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の、打ち上げリハーサルを完了したと発表した。

 これにより、初の試験飛行に向け一歩前進。打ち上げは今年8月以降に予定されている。

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2022年7月5日・マイナビニュース

ブラックホール撮影はまだ先? 独立研究チームが「写ってない」研究結果を発表

 2019年4月10日、国際協力プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」が発表した一枚の画像が世界を揺るがした。真っ暗な宇宙に浮かぶ、明るく輝くドーナツのようなリング。謎に包まれた天体「ブラックホール」の存在を直接的に示す、史上初の画像とされた。

 しかし、国立天文台の三好真(みよし・まこと)助教などの研究チームは2022年6月30日、その成果に待ったをかけた。EHTの観測データを独立に解析したところ、リング状の構造が現れないことが判明。EHTチームの解析方法には間違いがあり、本来データに含まれていないはずのリング構造が現れてしまったのではと指摘している。

 研究成果は、米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に2022年6月30日付けで掲載された

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2022年6月30日・マイナビニュース

韓国から宇宙への道開く – 「ヌリ号」ロケット打ち上げ成功、その意義と課題

「大韓民国の領土から宇宙への道が開かれました。これは30年にわたる困難への挑戦の結果です」――。

 一部始終を見守ったユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、こう力強く宣言した。

 韓国航空宇宙研究院(KARI)は2022年21日、新型国産ロケット「ヌリ号」の試験打ち上げに成功した。打ち上げは2回目で、成功は初めて。これにより韓国は、宇宙への自立した輸送能力を確保し、自主的な宇宙開発ができるようになった。

 今後、2027年までに4回の打ち上げを行うほか、より大型のロケットの開発にも臨む。

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2022年6月23日・マイナビニュース

米国の衛星を破壊せよ! ソ連のレーザー砲衛星、打ち上げから35年目の真実

 いまから35年前の1987年5月15日、ソビエト連邦(ソ連)は巨大ロケット「エネールギヤ」の初打ち上げに成功した。

 その側面には、黒くて長い、禍々しい形状の宇宙機が、外にむき出しの状態で搭載されていた。その名は「ポーリュス(Polyus)」。天体の極を意味する名前とは裏腹に、米国の軍事衛星をレーザー砲で迎撃することを目指し生み出されたものだった。

 しかし、ポーリュスは打ち上げ直後に大気圏に再突入し、幸いにもその真価が発揮されることはなかった。そして、その運命をめぐってはいまなおさまざまな説が飛び交っている。

 ポーリュスとはどんな宇宙機だったのか、そして打ち上げでいったい何が起きたのだろうか。

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