「マイナビニュース」カテゴリーの記事一覧
中国のロケット落下問題、“正しく理解し、未来に活かす”ために大切なこと
中国が打ち上げた大型ロケット「長征五号B」の機体の一部が、2021年5月9日ごろに大気圏に再突入する見通しだ。
同様の事態は昨年5月にも起き、このときは燃え残った破片が、西アフリカのコートジボワールに落下したとみられている。今回もまた、破片が地表に落下する可能性がある。
人などに当たる可能性はきわめて低く、決してパニックになる必要はない。しかしこの問題は、今後を見据えて、中国、そして世界が考えなくてはならない課題を、私たちに突きつけている。
スペースXの巨大宇宙船「スターシップSN15」の飛行試験は計画通り成功!
米宇宙企業スペースXは2021年5月5日(現地時間)、巨大宇宙船「スターシップ」の試作機「SN15」の高高度飛行試験に成功した。
これまでの試験では爆発が相次いでいたが、今回の飛行はすべて順調で、イーロン・マスク氏も「計画どおり!」と太鼓判。今年中に予定されている地球低軌道への試験飛行に向け、大きな前進を果たした。
マイケル・コリンズ元宇宙飛行士が死去、「史上最も孤独な男」の生涯と逸話
米国航空宇宙局(NASA)の元宇宙飛行士、マイケル・コリンズ氏が、2021年4月28日(現地時間)に亡くなった。90歳だった。
コリンズ氏は「ジェミニ10」や「アポロ11」に搭乗し宇宙を飛行。アポロ11では、月を回る司令船にとどまり支援に従事し、アームストロング氏とオルドリン氏のように月に降り立つことはできなかった。そのため「歴史上最も孤独な男」とも呼ばれた。
はたして彼の生涯とはどのようなものだったのか、そして月に降り立てなかったことをどう思っていたのだろうか。
野口聡一宇宙飛行士らが地球に帰還、半年間の宇宙滞在ミッションを振り返る
日本の野口聡一宇宙飛行士ら4人を乗せた、米宇宙企業スペースXの宇宙船「クルー・ドラゴン」運用1号機(Crew-1)が、2021年5月2日、地球への帰還に成功した。
野口氏ら搭乗していた4人の健康状態は正常だという。4人は昨年10月から国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在し、さまざまな実験や研究、ISSのメンテナンス活動に従事した。
中国が宇宙ステーションをもつ日 – 最初のモジュール「天和」打ち上げ成功
中国国家航天局は2021年4月29日、大型宇宙ステーションの最初のモジュール「天和」の打ち上げに成功した。
今後、実験室などのモジュールを続々と打ち上げて結合させ、2022年末までの完成を目指す。
さらに、今年5月には補給船の打ち上げ、6月には宇宙飛行士の滞在も予定。中国の有人宇宙活動は新しい段階に入った。
NASAの火星探査車、火星大気の二酸化炭素から酸素を取り出す実験に成功
米国航空宇宙局(NASA)は2021年4月25日、火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の3回目の飛行試験を行い、これまでよりも速く、遠くへ飛行することに成功したと発表した。
装備した航法カメラの画像をリアルタイムで処理しながら飛ぶ、完全な自律飛行にも成功した。
NASAでは、今後のさらなる飛行試験だけでなく、将来の実用的な火星ヘリコプターの実現にもつながる、大きな成果としている。
NASAの火星探査車、火星大気の二酸化炭素から酸素を取り出す実験に成功
米国航空宇宙局(NASA)は2021年4月22日、火星を探査している探査車「パーサヴィアランス」に搭載している機器を使い、火星の大気に含まれている二酸化炭素から酸素を取り出す実験に成功したと発表した。
実際に火星で実験が行われたのは初めて。また、他の惑星の物質を資源として取り出したのも初の例となった。
NASAでは将来的に、人が生きるのに必要な酸素を作り出したり、ロケットの推進剤に使ったりといったことに応用したいとしている。
JAXAの星出彰彦宇宙飛行士、3回目の宇宙飛行へ – 月や火星への夢を乗せ出発
米宇宙企業スペースXは2021年4月23日、有人宇宙船「クルー・ドラゴン」運用2号機(Crew-2)の打ち上げに成功した。
Crew-2には、星出彰彦宇宙飛行士ら4人が搭乗。24日の夜には、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングにも成功した。
4人は、先に滞在している野口聡一宇宙飛行士と入れ替わる形でISSに約半年間滞在。星出氏は日本人2人目のISS船長としてクルーの指揮を執る。
NASAのヘリコプター、火星の空を舞う! 偉業を叶えた創意工夫とは?
米国航空宇宙局(NASA)は2021年4月19日、火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の初飛行に成功した。
地球以外の天体で、航空機が動力飛行に成功したのは史上初。ライト兄弟による初の動力飛行の成功に並ぶ歴史的快挙となった。
この偉業が実現した背景には、名前のとおり数多くの「創意工夫」があった。
半世紀ぶりの有人月着陸はスペースXの「スターシップ」で実現へ、NASA
米国航空宇宙局(NASA)は2021年4月17日、有人月探査計画「アルテミス」で使用する月着陸船に、スペースXが開発中の巨大宇宙船「スターシップ」を選定したと発表した。
開発が順調に進めば、2024年以降に予定されている半世紀ぶりの有人月着陸で使用。さらに、その後の月探査でも継続的に使用される可能性がある。