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「マイナビニュース」カテゴリーの記事一覧

2021年11月15日・マイナビニュース

【連載】世界が認めた三菱重工の技術 – 今冬打ち上げのH-IIAロケット45号機が公開

 三菱重工は2021年11月8日、同社飛島工場(愛知県飛島村)において、H-IIAロケット45号機のコア機体を報道公開した。

 機体はこのあと種子島宇宙センターへ運ばれ、今年12月21日に英国インマルサットの通信衛星「インマルサット6 F1」を載せて打ち上げられる予定となっている。

 インマルサットは長い歴史と高い実績をもつ世界的な衛星通信事業者であり、インマルサット6 F1は同社にとって最新鋭の次世代型衛星の1号機となる。そんな“ロケットの目利き”である同社が、なぜ重要な衛星の打ち上げに三菱重工のH-IIAを選んだのだろうか。

 今年で20周年を迎えたH-IIAロケットの概要から、45号機のミッション、そしてインマルサットがH-IIAを選んだ背景などについて、3回に分けてみていきたい。

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2021年11月4日・マイナビニュース

韓国・国産ロケット「ヌリ号」、打ち上げ成功まであと一歩 – その偉業と意義

「大韓民国の宇宙時代が目の前に迫っています。広大な宇宙と新しい未来に向けて、ヌリ号とともに精力的に前進しましょう」。

 激務をこなした関係者を前に、韓国のムン・ジェイン大統領はこう力強く語り、激励した。

 韓国航空宇宙研究院(KARI)は2021年10月21日、新型国産ロケット「ヌリ号」の初の打ち上げ試験に挑んだ。ロケットは途中まで順調に飛行したものの、トラブルにより軌道には到達できず、打ち上げは失敗に終わった。

 しかし、経験も実績もほとんどない中、初打ち上げながら成功まであと一歩まで進んだことは偉業であり、そして韓国の宇宙開発にとって大きな意義がある。

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2021年11月1日・マイナビニュース

米民間企業ら、商業用の宇宙ステーション「オービタル・リーフ」計画を発表

 米国の宇宙企業ブルー・オリジンやシエラ・スペースなどは2021年10月26日、商業用の有人宇宙ステーション「オービタル・リーフ」を建造する計画を発表した。

「宇宙に浮かぶ複合型ビジネス・パーク」と銘打ち、世界中の顧客から研究や産業、観光目的での利用を受け付けるとともに、人員や物資の輸送、運用などを商業サービスとして提供するとしている。

 運用開始は2020年代後半の予定で、国際宇宙ステーション(ISS)と入れ替わりに、地球低軌道での有人活動の主導権を握ることを目指す。

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2021年10月28日・マイナビニュース

「みちびき初号機後継機」打ち上げ成功、日本独自の衛星測位システムに弾み

 三菱重工は2021年10月26日、準天頂衛星「みちびき初号機後継機」を搭載したH-IIAロケット44号機の打ち上げに成功した。

 同衛星は2010年に打ち上げられた「みちびき初号機」の後継機で、新技術により耐久性の向上や長寿命化、サービスの安定化を図るとともに、将来の日本独自の衛星測位システム構築に向けた大きな一歩となった。

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2021年10月22日・マイナビニュース

ボーイングが宇宙船「スターライナー」のトラブルの原因を特定、来年打上げへ

 米国航空宇宙局(NASA)とボーイングは2021年10月20日(日本時間)、今年8月にトラブルにより打ち上げ中止となった有人宇宙船「スターライナー」について、原因の調査結果を発表。今後の見通しについて説明した。

 トラブルの原因は、スラスターのバルブの腐食と結論。対策や改良を施し、2022年前半の打ち上げを目指すという。

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2021年10月20日・マイナビニュース

太陽系の化石を見に行こう! NASAの木星トロヤ群探査機「ルーシー」の大航海

 まだ誰も訪れたことのない、木星トロヤ群小惑星。そこにある無数の小惑星は、そのどれもが、太陽系ができたころの歴史を保存する「化石」のような天体であると考えられている。

 この未知の天体群へ向け、米国航空宇宙局(NASA)は2021年10月16日、初の探査機を打ち上げた。その名は「ルーシー(Lucy)」。太陽系の始まりと進化の歴史に迫る、12年間にもわたる大航海が始まった。

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2021年10月20日・マイナビニュース

ウィリアム・シャトナー氏、最後の開拓地へ! 10分間の驚異に満ちた宇宙旅行

 宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。

 1966年、23世紀を舞台に新しい文明と生命を求めて宇宙を旅するSF作品『スタートレック』の放送が始まった。名優ウィリアム・シャトナー氏演じるカーク船長は、いまなお愛される伝説的なキャラクターとなった。

 それから約半世紀。そのシャトナー氏が本当に宇宙へと飛び立った。人類最初でもなければ、わずか10分間の飛行ではあったが、驚異に満ちた物語がつむがれた。

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2021年10月13日・マイナビニュース

史上初、俳優と監督が宇宙へ! ロシアによる宇宙映画制作ミッションの全貌

 史上初となる、宇宙で本格的な映画撮影を行う”挑戦”が始まった。

 ロシア国営宇宙企業ロスコスモスは2021年10月5日、「ソユーズMS-19」宇宙船の打ち上げに成功した。

 宇宙船には、ロシアのアントン・シュカプレロフ宇宙飛行士のほか、映画監督のクリム・シペンコ氏、俳優のユリヤ・ペレシド氏が搭乗。シペンコ氏とペレシド氏は国際宇宙ステーション(ISS)に12日間滞在し、映画『ヴィーザフ(挑戦)』の撮影に挑む。

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2021年10月8日・マイナビニュース

“カーク船長”の俳優ウィリアム・シャトナー氏、10月12日に宇宙へ発進!

 米国の宇宙企業「ブルー・オリジン」は2021年10月4日、『スタートレック』のカーク船長で知られる俳優のウィリアム・シャトナー氏が、12日打ち上げ予定の「ニュー・シェパード」宇宙船に搭乗すると発表した。

 実現すれば、カーク船長が本当に宇宙に行くという伝説的な出来事になるばかりか、90歳のシャトナー氏は宇宙飛行をした最年長記録を更新することにもなる。

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2021年10月6日・マイナビニュース

米ベンチャー「リンク」、普通の携帯電話で衛星と直接通信する試験に成功

 米国のベンチャー企業「リンク・グローバル(Lynk Global)」は2021年9月29日、一般的な普通の携帯電話と衛星との間で、直接通信し、インターネットに接続する実証試験に成功したと発表した。

 従来の衛星通信は、専用の端末や無線基地局がなければできなかった。この技術が実用化されれば、街にある無線基地局と同じように衛星を利用することで、山間部や島嶼地域など電波が届きにくい地域へのサービス提供や、災害時の通信確保などに役立つ可能性がある。

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